動脈硬化とは、血管が硬くなったり、動脈が狭くなったりして、血液の流れが悪くなっている状態のことをさしています。
この動脈硬化というのは、全身の血管で起こり、動脈硬化が悪化すると、動脈硬化が起こる部位によって様々な病気を引き起こすリスクが高くなってしまいます。
しかもタチが悪いとに、動脈硬化はサイレントキラーと呼ばれるほど自覚症状が表れにくい病気で、気づいた時には症状がかなり進行していることもありますので、定期的に検査をすることも一つの予防手段でしょう。
動脈硬化が悪化することで起こる可能性がある病気での代表格が心疾患です。
狭心症や心筋梗塞といった心臓疾患は、心臓に血液を送る血管が動脈硬化を起こして狭くなり、心臓に酸素や栄養分を十分に運べなくなるために引き起こされます。
そればかりか、脳出血や脳梗塞などの脳卒中も、動脈硬化が原因となって起きるとも考えられています。
脳卒中は非常に死亡率の高い病気で、脳の血管で動脈硬化が起こり、血管が破れて出血したり、血管が詰まって血液の流れが止まってしまうという恐ろしいものです。
また、動脈硬化が悪化すると、腎臓の機能が低下してしまい、腎不全などの疾患を引き起こすリスクも高まってきます。
腎臓は体内の老廃物を尿として排出する、人の生命活動を維持させる大切な役割を担っていますので、腎臓に酸素や栄養を運ぶ血管が動脈硬化になってしまうと、腎機能が低下し、正常に働かなくなってしまいます。
そうなると、毒素や老廃物が排出できすに蓄積されて、身体に障害をきたす腎不全を引き起こしてしまう可能性が高まってきます。
動脈硬化も生活習慣病と呼ばれていますので、動脈硬化を予防するには、なんといっても日頃の生活習慣を正しくすることが一番です。
この機会にあなたの生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
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